タイトル　 姉が為に鐘は鳴る

ジャンル　暴走系姉ＡＤＶ

あらすじ　櫛髪家に住む櫛髪　志保（くしがみ　しほ）は、異常なまでの妹想い。

　　　　　　　　 妹である櫛髪　禊（くしがみ　みそぎ）は、毎日の姉の暴走振りに手を焼いていた。

　　　　　　　　 折りしも、寒風吹く十二月。

　　　　　　　　 志保と禊は、来るクリスマスを僅かながら心待ちにしていた。

　　　　　　　　 そんなある日、買い物に出かけた2人は、とある理由から、最近引っ越してきた麗女と出会う。

　　　　　　　　 だが、その麗女は、禊が十数年前に別れた幼馴染だった。

登場人物

櫛髪　禊

本作の主人公。容姿、知能指数、運動神経など全てが標準装備。可もなく不可もない人間。

毎日の、姉からの求愛に頭を悩ませている事が悩みの種。

完璧に完璧を重ねた姉に、仄かに劣等感を感じている。

唯一の取り柄は料理だが、それ以外の家事は人並み。

普通過ぎる自分を変えたいと何度も思うが、よく人に流される。

苦労性で若白髪があることを気にしている。

趣味は空を眺めてぼーっとすること。

激甘党。

櫛髪　志保

禊の姉。

実の姉妹ではなく、両親の再婚時の連れ子同士の義理姉。

実際には年齢は同じだが、半年生まれが早く、お姉さん風を吹かせている。

成績・運動・外面・容姿、どれをとっても非の打ち所のない人間ではあるが、

実際は妹の禊に求愛する変質的思考を持つ変人。

生まれついての『魔女』の素質を持っており、

「魔力」や「悪意」といった、魔界や地獄の力を行使する事で、超常的な力を使用する事ができる。

一人称が「ボク」であったり、語尾に「〜だわさ」「〜のだわ」「〜さね」など、かなり特徴的な話し方をする。

幸袖　茜

十二月のクリスマス前に、櫛髪家から程近くの教会に越してきた麗女。

禊の過去の幼馴染であり、友人でもあった。

禊とは、「おみそちゃん」「あかちゃん」の愛称で呼び合う仲。

過去にはよく禊から守られていたが、外見的には相当の変化があり、過去にした「禊を守る」という約束を果たしに来た。

身体能力が高く、防衛技術としてマーシャルアーツ（軍隊格闘術）を身に付けている。

その実、幽霊などといったオカルトに極度に弱く、時折昔の口調に戻ってしまう事も。

育ちがお嬢様学校の為、「わたくし」「〜ですわ」などといった、少し間違ったお嬢様言葉を使う。

鈴蘭　宴

クリスマス前に櫛髪家にやってきた禊の友人。

絵描きを目指しているらしく、常に頭にベレー帽をかぶっている。

風来坊を絵に描いたような人間で、いつもふらふらと絵を描いては、時折コンクールに出品している。

性格は破綻者を絵に描いたようで、同姓の愛人を何人も作り、気の向くままに愛人宅に泊まる日々を繰り返している。

宴が櫛髪家に寄るのは珍しい事ではないので、櫛髪家内に宴用の客間と布団が用意されている。

禊を慕っているが、過去に志保と付き合っていた経緯もある。

志保からは「うたげー」の愛称で呼ばれている。

口調や素行がかなり乱暴であり、下ネタや暴言を簡単に吐き散らす。

ただし、常識は知っている様子。

守るかはともかく……。